放射線ホルミシス

放射線ホルミシスとは

1982年放射線に対し、ラッキー博士によってこれまでの定説をくつがえす見解がアポロ計画の中で提出されました。
宇宙飛行士は2週間の間、地球の何百倍という宇宙線(放射線)を浴びるが、「宇宙飛行士たちは宇宙へ行くと元気になって帰ってくる」というものでした。
その後、米国保健物理学会「Haelth Physis」誌(1982年12月号)に論文発表され。微弱な放射線による人体への効果は、ギリシャ語の「horme(刺激する)]」より「放射線ホルミシス」と名付けられました。



日本での研究

1993年、電力中央研究所は、東京大学、放射線医学総合研究所、京都大学、東北大学、大阪大学、広島大学、長崎大学、東邦大学など14の大学や研究機関に研究費の提供を開始して研究を依頼し、放射線ホルミシス効果検証プロジェクトを立ちあげた。電力中央研究所は何度も繰り返し全体および各部門の組織名称変更が行われ、現在は放射線安全研究センターと改名されている。

発見されたこと

具体的には

抗がん作用

ホルミシス療法により微量の放射線を浴びると、がん抑制遺伝子p53と呼ばれる遺伝子が活性化します。DNAの傷ついた細胞は、このp53遺伝子が作り出すタンパク質によって分裂を抑えられ、またはアポトーシス(自然死)させられます。その結果、抗がん効果が得られます。

病気の進行抑制

活性酸素による細胞の酸化と遺伝子の損傷は、がんをはじめとする様々な難病を引き起こします。ホルミシス療法は抗酸化酵素を増加させ、活性酸素による病気の進行を食い止める効果が期待出来ます。



免疫系とホルモン系の励起

免疫系の活性化により有害細胞が除去され、病気の回復効果が高まります。またアドレナリン、インシュリン、β-エンドルフィンなどを始め様々なホルモン分泌量が増加します。

アレルギー疾患の改善

アレルギー原因の一つとされる活性酸素を取り除きます。また、抗酸化効果や免疫細胞(T細胞、B細胞)を活性化することが分かっています。

古くから行われてきたラドン温泉での湯治

世界中の人々は、経験的にラドン温泉へ行って療養することで様々な病気が治ることを知っていました。そしてラドン温泉は古くから、入浴し肌や呼吸からラドンの成分を吸入することなどによって体調を調え、傷、疾病などを改善するラドン療法が目的で湯治に使われて来ました。 現代においてもより確実な方法としてラドンガスを吸って病気を治すことに利用されています。これこそ放射線ホルミシス診療です。

ラドンガスは呼吸によってラドンを吸入する効率が90%といわれ、肌からよりも呼吸によって多くが体内に取り込まれます。
現代ではラドン発生器という器具も入手可能となり自宅に居ながらにして、放射線ホルミシスが実戦可能となっています。
ラドン発生器にも変遷があり、古くは、水分に溶解しやすい特徴を利用し、蒸気を発生させてラドンを溶解し吸入していましたが、現在では技術が進み乾燥した空気中に安定したラドンガスを発生させることが可能となりました。


 

ラドンの種類

ラドンガスにはラドン220とラドン222という2つの放射性同位元素があります。

ラドン220の半減期は約55.6秒、体内に行き渡る前に崩壊していきます。そのために療養にはほぼ使われていません。

一方、ラドン222の半減期は約3.8日。一度吸えば3~4日間体内にとどまり、体内の細胞に行き渡ります。
つまり、重篤な疾患を除けば3~4日に1回1~2時間吸入すれば十分と言われています。
「身気一転」は、このラドン222を使用しています。
通常であれば4日に1回1時間の吸入を行います。


ラドンガスは空気より重く、ちょうどドライアイスの煙のような挙動を示します。
個人で吸う場合はマウスピースを顔の近くに設置して吸います。

使用例 個人で

使用例 店舗で

仕様